「表面はテカるのに、内側はパサついてつっぱる」「保湿しているのに午後から粉吹きする」——そんな相反するサインが出ているなら、インナードライ(内側乾燥)の可能性があります。
とくに40代は、皮脂と水分のバランスが崩れやすく、化粧水だけではうるおいが逃げてしまいがち。そこで大切なのが、“重ね方”の設計です。
本記事では、インナードライの原因をやさしく解説しつつ、化粧水だけで終わらせない重ね方を手順つきで紹介。
「朝はベタつかず、夜はしっかり」の両立で、内側から水分を抱え込む実感を目指しましょう。
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インナードライの原因にもなる乾燥の根本を理解しよう。
インナードライとは?
インナードライは、肌表面の皮脂は出ているのに、角層の水分が不足している状態。
カギは「水分が足りない→表面が乾く→守ろうとして皮脂が増える」という悪循環です。
40代ではセラミドやNMF(天然保湿因子)が低下しやすく、水分を抱え込む力が落ちやすいのが背景にあります。
ありがちなNG習慣は、化粧水だけで満足しておわり・さっぱり系で油分ゼロ・こすりすぎの拭き取り・熱いお湯の洗顔。
“さっぱり=水分補給ができた”ではありません。水分を入れる→抱え込む→逃がさないの三段構えが必要です。
化粧水だけで終わらせない「重ね方」設計
ステップ1|洗顔後60秒以内に化粧水で水分チャージ
洗顔直後は角層が乾きやすいタイミング。
手のひらでやさしく押し込むように化粧水をなじませ、10〜20秒おいてからもう一度薄く重ねるのがコツ。
ゴシゴシ摩擦は水分ロスと赤みの原因になります。
ステップ2|アミノ酸/パンテノール/ナイアシンアミド系で“抱え込む層”を追加
化粧水の直後に、水分保持や整肌に長けた美容液を1本挟みます。
アミノ酸はNMFをサポート、パンテノールはゆらぎ時の角層サポート、ナイアシンアミドはキメ・バリア補助に役立ちます。
インナードライには「水分をつなぎ止める中間層」を置くのが大切です。
ステップ3|乳液で水分を均一に“抱きこみ”、クリームでフタ
乳液は油分が少なめでも水分の移送を助けて均一化。
その上で、ごく薄くクリームをのばして蒸発を抑えます。
朝は乳液メインで軽く、夜はクリームを少し足して“保湿滞留時間”を延ばすイメージが◎。
ステップ4|頬>口元>目のまわり>Tゾーンの「順番塗り」
乾きやすい頬から先に。Tゾーンは最後に残った量を軽く。
部位別の差配で、ベタつきと乾きの同時回避ができます。
ステップ5|仕上げの“ティッシュオフ”で日中のテカリ予防
指の腹で軽く押さえる程度にティッシュオフ。
余剰皮膜を薄く整えるだけで、ファンデのヨレ・毛穴落ちを抑制できます。
季節・時間帯での調整ヒント
朝は軽く、夜はしっかり
朝はジェル系やライト乳液で、「軽いのに密着」の仕上がりへ。
夜はとろみ化粧水+ミルキー美容液+薄膜クリームで“保湿滞留”を意識。
湿度と暖房のコントラストに注意
外は乾燥・室内は暖房で乾燥——二重乾燥が起きやすい季節は、デスク用のミストやハンドプレスの再密着を。
こすらず、押し当てるだけでOK。
落としすぎない洗顔
朝の洗顔はぬるま湯+ジェル洗顔などへ見直し。
さっぱり=皮脂ゼロにしないことが、午後の皮脂リバウンドを抑えます。
40代インナードライ対策におすすめの化粧水&美容液ランキング
本記事では、国内公式サイトで現行販売されているラインの中から、40代のインナードライ肌に相性のよい「さらっと×抱え込む」設計のアイテムを厳選しました。
角層にうるおいを巡らせて、内側から乾きを感じにくい肌を目指す構成です。
第1位 エリクシール アドバンスド ローション T Ⅱ(資生堂)
特長:
うるおいを角層のすみずみまで届け、ハリとツヤを与える保湿化粧水。乾燥とインナードライの両方に対応する設計です。
おすすめポイント:
とろみがあるのにべたつかず、重ね塗りしても快適。肌の奥からふっくら感を実感しやすい処方です。
クチコミハイライト:
「肌がもっちり」「乾きにくくなった」と継続使用者多数。
向いている人:
季節問わず、ハリ不足や水分蒸発を感じやすい人。
第2位 オルビスユー エッセンスローション(ORBIS)
特長:
肌の水分循環に着目した独自処方。角層すみずみまで水分を引き込み、乾燥によるゴワつきを防ぎます。
おすすめポイント:
さっぱり系でも保湿力が高く、後に使う乳液やクリームとの相性も◎。
クチコミハイライト:
「肌が柔らかくなる」「重ねてもベタつかない」と高評価。
向いている人:
インナードライを感じるけど、重いテクスチャーが苦手な人。
第3位 アスタリフト モイストローション(富士フイルム)
特長:
独自のナノリコピンやコラーゲン配合。ハリと保湿をサポートし、乾燥ぐすみを防ぎます。
おすすめポイント:
高保湿タイプながら、内側はしっとり外側はさらっと。重ね使いしても重くならない質感。
クチコミハイライト:
「乾燥知らず」「冬でも安心」とリピーターが多い人気化粧水。
向いている人:
エイジングケアと保湿を両立したい人。
第4位 d プログラム モイストケア ローション MB(資生堂)
特長:
敏感期でも使える低刺激設計。肌荒れを防ぎながら、乾燥で乱れた角層バリアを整えます。
おすすめポイント:
肌のゆらぎを感じる時期に最適。ミルフィーユ塗りしても重くならない軽さが魅力。
クチコミハイライト:
「刺激が少ない」「朝まで乾かない」と人気。
向いている人:
ゆらぎ肌や季節の変わり目の乾燥対策を重視する人。
第5位 無印良品 発酵導入化粧液(MUJI)
特長:
発酵成分(ライス発酵液など)配合で、角層をやわらげ化粧水の浸透をサポート。
おすすめポイント:
洗顔後すぐのプレ化粧水として使用し、化粧水・乳液の重ね塗り効率を高めます。
クチコミハイライト:
「次の化粧水の入りが違う」「透明感が出た」と評判。
向いている人:
乾燥しやすい肌をやわらげ、うるおい循環を整えたい人。
第6位 キュレル 潤浸保湿 化粧水 III(花王)
特長:
セラミド機能成分を補うことで、うるおいを長時間保持。乾燥性敏感肌のための高保湿化粧水です。
おすすめポイント:
乳液やクリームとの重ね使いでもヨレず、インナードライ対策に最適。
クチコミハイライト:
「刺激が少ない」「冬の粉吹きが減った」と安心感のある評価。
向いている人:
乾燥と敏感の両方に悩む人。
第7位 ロート製薬 肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水(医薬部外品)
特長:
ナイアシンアミド配合で美白と保湿を両立。
ヒアルロン酸を複合的に配合し、乾燥によるくすみを防ぎます。
おすすめポイント:
肌内部に水分をため込み、表面はさらっと。インナードライ美白ケアにぴったり。
クチコミハイライト:
「しっとり続く」「ツヤが出た」との声。
向いている人:
美白と保湿の両立を重視したい人。
第8位 POLA モイスティシモ ローション(POLA)
特長:
乾燥・角層乱れにアプローチし、しっとりとハリのある肌へ導く高保湿ローション。
おすすめポイント:
濃密でとろみのある質感なのに、重ねても吸い込まれるように浸透。冬の乾燥対策にも最適です。
クチコミハイライト:
「手のひらに吸い付くよう」「翌朝の肌が違う」と評判。
向いている人:
乾燥がひどく、保湿を最優先にしたい人。
第9位 明色化粧品 セラコラ 保湿化粧水
特長:
セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸配合の王道保湿化粧水。
プチプラながらしっとり感の持続力が高い一品です。
おすすめポイント:
2〜3回に分けて重ねると、もっちり感がアップ。インナードライ対策の入門にも◎。
クチコミハイライト:
「コスパ最高」「乾燥時期に助かる」と人気。
向いている人:
手軽にうるおい重ねを実践したい人。
第10位 なめらか本舗 リンクル化粧水 N(SANA)
特長:
豆乳イソフラボンとレチノール誘導体を配合。角層の水分保持力を高め、乾燥小ジワを防ぎます。
おすすめポイント:
朝晩の2回重ねで肌のうるおい密度を高める設計。しっとり続くのにべたつかない使用感。
クチコミハイライト:
「肌がふっくら」「乾きが気にならなくなった」と高評価。
向いている人:
乾燥と小ジワを同時にケアしたい人。
朝・夜の“重ね方”レシピ(保存版)
朝:軽さ優先でメイク崩れを防ぐ
1) 化粧水(2回プレス)
2) アミノ酸 or ナイアシンアミド美容液(頬中心)
3) 乳液(薄く全顔/Tゾーンはごく少量)
4) ティッシュオフ→UV→下地→ファンデ
ポイント:塗布後3〜5分おく“なじませ待ち”で、崩れを抑制。
夜:滞留時間を伸ばす“しっとりルート”
1) 化粧水(手のひら温パック10秒)
2) パンテノール or セラミド美容液(全顔)
3) 乳液(頬→口元→額→Tゾーン)
4) クリーム(米粒大/乾燥部のみ)
ポイント:目元・口元は最後に“残り”をスタンプ塗り。
よくある質問(FAQ)|40代インナードライ対策
Q1. 化粧水をたっぷり使えばインナードライは改善しますか?
化粧水だけでは蒸発しやすく、内側の水分は維持しにくいです。
化粧水→中間層の美容液→乳液(+必要時クリーム)の三層設計が基本です。
Q2. ベタつきが苦手で乳液を使いたくありません。
インナードライは「水分だけ」だと逆にテカりやすくなります。
ライト乳液を薄く、Tゾーンは少量に調整してみてください。
Q3. ミスト化粧水だけを日中こまめに使ってもいい?
一時的には楽ですが、蒸発と一緒に角層水分も失いやすいです。
ミスト後は手のひらで軽く押さえ、必要なら乳液を“米粒大”のみ重ねましょう。
Q4. 皮脂が多い季節はオイルフリーで十分?
完全オイルフリーは“水分の逃げ”を招くことも。
乳液のごく薄い膜またはジェルクリームで蒸発ガードを。
Q5. 導入美容液は必要?
角層が硬い・ごわつく人は、導入系を化粧水前に入れると化粧水のなじみがスムーズ。
ただしこすらないが鉄則です。
Q6. 朝のクリームは必須?
必須ではありません。
朝は乳液で十分な人が多く、冬や風が強い日はクリームをごく薄く。
Q7. どのくらいで変化を感じますか?
個人差はありますが、2〜3週間で“つっぱり減少”“午後の粉吹き軽減”を感じる人が多いです。
Q8. ピーリングはやめるべき?
やりすぎは水分ロスの原因。頻度を見直し、低頻度・低刺激で。
インナードライが落ち着くまでお休みするのも手です。
Q9. シートマスクの頻度は?
週1〜2回、短時間(5〜10分)を目安に。
長時間は逆効果になることもあるため、必ず使用時間を守りましょう。
Q10. 何から見直せばいい?
まずは“塗る順番”と“量”。
化粧水の重ね→中間層美容液→薄い乳液→必要時クリームの順で、3〜4週間続けてみてください。
インナードライを断ち切る“水分動線”の作り方
角層水分は「入れる→抱え込む→逃がさない」の三段ロジック
化粧水で与える水分は、抱え込む層がなければ滞留しません。
アミノ酸・パンテノール・ナイアシンアミド・セラミド・ヒアルロン酸などの保持成分を中間に置くと、角層内で水分ネットワークが形成され、蒸散が緩やかに。
“軽いのに長持ち”はレイヤーの厚さではなく順番で決まる
重く塗るほど長持ちするわけではありません。
むしろ薄い層を重ねるほうが、ムラがなく移送・保持がスムーズ。
頬中心→Tゾーンの順番塗りは、ベタつきと乾燥の両立回避に有効です。
朝の皮脂リバウンドを抑える“軽いフタ”
朝は乳液の薄膜フタが最適。皮脂分泌が多くても、フタがなければ水分が逃げてさらに皮脂が増えがち。
「軽くフタ→ティッシュオフ→3分待つ」のルーティンでメイク持ちも安定します。
夜は滞留時間を稼ぐ
夜のとろみ化粧水+ミルキー美容液+控えめクリームは、就寝中の蒸散対策として理にかなっています。
翌朝のつっぱり軽減は、インナードライ改善の早期サインになりやすいポイント。
習慣化のコツ
“毎日同じ時間・同じ手順”は、角層環境を整える最短ルート。
数日で結論を出さず、肌状態のログ(つっぱり・粉・テカリ)を週単位でチェックしましょう。
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うるおい保持とバリアサポートのWアプローチを詳しく紹介。
まとめ
インナードライは「皮脂はあるのに水分が足りない」状態。
化粧水だけで終わらせず、中間層の美容液+薄い乳液(必要時クリーム)で“水分動線”を作ることが解決の近道です。
朝は軽く、夜は滞留時間を伸ばす。頬から塗りはじめ、Tゾーンは最後に少量。
このレイヤー設計で、表面さらっと・内側ふっくらの心地よさを目指しましょう。
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